介護職として働く場合、大別すると正社員とそれ以外の待遇があります。契約社員やパートなど、正社員とは異なる待遇の働き方は基本的に時給換算です。そのため、扶養の範囲内で働きたい人や他の仕事と掛け持ちしているなど、短時間勤務を希望する人に向いています。その一方で正社員は多くの場合、毎月の固定給に様々な手当てを追加する待遇です。また、残業や休日出勤の対象になることもあるので多忙ですが、その分だけ多くの収入を得ることができます。社会保険の対象になるのも正社員として働く魅力と言えるでしょう。社会保険は週に30時間以上、及び月に15日以上働く人を対象にすることが法律で決められています。
正社員は労働日数の関係上、ほぼ確実に社会保険の被保険者になります。雇用主が保険料の一部を負担する他、国民健康保険よりも手厚い保障を受けられるのがメリットです。病気や怪我で仕事を休んだ場合、条件に合致すれば傷病手当が支給されます。その一方で保険料が給料から天引きされるので手取り額が減るデメリットもありますが、生活保障が充実している働き方を望む多くの人が社会保険に加入できる正社員を目指しています。介護職の求人は勤務時間帯や就労日数によって待遇が大きく異なるので、正社員として働く際は求人の内容を十分に確認する必要があります。最初はアルバイトやパート待遇で雇用し、後になってから正社員として扱うケースもあるので雇用形態の確認も忘れてはいけません。